みんなできくアロマ – 運動する前に使うとパフォーマンスが上がるアロマ

コミュニティラジオ ラジオ川越 FM88.7 MHz
毎週水曜日 朝8時〜8時15分
ラジオ番組「みんなできくアロマ」

リラックスだけでなく、体や心を動かす本物のアロマの奥深いパワーを、
わかりやすく説明する15分の番組。
ホップラ 原がパーソナリティーとしてお届けしています。

放送後に内容を再編集し、こちらのブログで内容をご紹介しています。


メディカルアロマが、運動やワークアウトのサポートをしてくれる

皆さん、おはようございます。

朝晩はだいぶ涼しくなって、肌寒く感じることが増えてきました。

ただ、日中はかなりの気温のアップダウンがあり、結構体力を消耗して、風邪をひいたりする方が増えているようです。体調管理にはお気をつけくださいね。

これだけ涼しくなってくると、夏はあまりに暑くてエアコンのきいた涼しい部屋にこもっていた人も、そろそろ外出したいな、と思う時季ですね。また、運動も、今始めるのによいかもしれませんね。ウォーキングだったり、ランニングだったり。また、運動、って聞くと、皆さんそれぞれイメージするものが違うかもしれませんが、まずは、家の外に出る、ということだけでも運動になりますよね。

先日、運動のトレーナー、インストラクターをやっている方といろいろお話をしていたときに、運動するときにメディカルアロマを上手に使うと、運動やワークアウトのサポートになるんですよ、という話を私がしたら、すごくびっくりされていまして。なので、今回は、運動に使えるメディカルアロマというテーマでお話をしてみたいと思います。

座りっぱなしのお仕事をしている人、また、仕事でなくても、家からほとんど出ることが無くて、万歩計をみたら今日は1000歩未満だった、という人も、結構多いと思います。

そうすると、筋肉、関節、腱とかが凝り固まってしまっていて、いざ運動をするときに、そこが凝り固まった状態で、いきなり、えいやっ!って力任せに動かしてしまうと、体がいうことをきかずに、痛めたりなどのトラブルが非常に多いんです。

そんなことを予防するためにも、運動前のメディカルアロマの使い方、あとは、運動後のメディカルアロマの使い方、この2パターンでお話していきたいと思います。

今回は、運動前にどのように使うか、というところをお話します。

緩め系の運動で、体を緩めて、筋肉のコリをほぐす習慣を

私、実は、昔から運動については苦手意識がとても強いんです。スポーツジムに入会してちょっと頑張ろう!と思っても、だんだん足が遠のいていき、会費がただただ引き落とされて、まるでスポーツジムに寄付しているみたいな状態になっちゃって、あぁ、これなんか違うよね、と思い退会する…というのを、実は何度となく繰り返しているんです。そういう方も、結構多いんじゃないかなぁと思います。

でも、何かをしなくちゃ!と思っているときって、まずは緩め系の運動だけでもやりたいですよね。例えば、リラックス系のソフトなヨガだったり、ストレッチ。

普段、すごく肩こりがひどかったり、首コリがひどかったり、腰が痛い、足が重だるい…などと感じているわけです。もちろん、そういうときに、マッサージ、リラクゼーションサロンやエステを受けてもらうのもいいのですが、でも、マッサージって毎日行かれるわけでもないので、そう考えると、やはり自分で少しセルフケア、自宅でもストレッチのようなものができるといいですよね。普段から、体を緩めて、筋肉のコリをほぐしておいてあげるのは必要だと思います。

コロナ禍以降は、皆さん同じようなことを感じて、YouTubeでセルフケア動画を見てやってみたり、など、もうやっているかと思うんですよ。

そんなときに、実はセルフケア前にメディカルアロマを使うと、体に負担がかからなくなるので、ぜひ使っていただきたいと思うんです。

運動前に使うおススメ精油 – 困ったらラベンダー!

リラックス系のエッセンシャルオイルって、今までもいくつか紹介してきていますが、今回はまずラベンダーをご紹介します。やはりラベンダー、これはピカイチですね。

ラベンダーには、もちろんリラックス作用というので有名ですよね。

ただ、それだけでなくて、結構万能で、いろいろなシチュエーションで使えるエッセンシャルオイルなんです。

リラックス作用以外に、筋肉をゆるめる、弛緩(しかん)させる作用というのも、ラベンダーの作用として良く知られるものです。また、筋肉が凝り固まっているときというのは、炎症が起きているわけです。肩こりというのも、ある意味炎症が起きている状態ですよね。そういう時に、炎症を鎮める作用というのも、実はラベンダーには含まれています。

とにかく、困ったらまずはラベンダー、なんです。

アロマを詳しく勉強しなくてもいいので、まずは、ラベンダーがあれば何とかなる、というふうに思っておくとよいですね。

ラベンダーが苦手な人には、フランキンセンス

ただ、ラベンダーは香りがニガテっていう方も多いですよね。

ラベンダーが、体や心にどういう作用をしてくれるか、ということを学べば学ぶほど、本当は、ラベンダーってすっげぇ!リスペクト!神!みたいな感じになるんですけど、でも、頭では良い、とわかってても、やっぱり香りがニガテだから受け入れられない、ということは、実際には十分にあり得ます。

そんなときには、ウッド系のオイルをおススメします。

ウッド系にはいくつか種類がありますね。

その中でも、ちょっと重さのある香り、サンダルウッドやシダーウッドみたいな重いタイプよりも、運動前にゆるめる目的で使ってもらうには、ウッド系でももう少し軽いタイプのオイルがおススメです。フランキンセンスがすごくおススメです。

フランキンセンスは、ウッド系ですが、ちょっとレモンっぽいというか、割と爽やかな香りのオイルになります。フランキンセンスも、ラベンダーと並んで、万能のエッセンシャルオイルで、すごく精神面への作用がとても強い、と言われています。心を落ち着かせる作用ですね。心が落ち着けば、体も自然に反応してきます。心が緊張していると、体って緩みませんから、心を鎮める目的で、フランキンセンスはすごくおススメです。

運動前の精油の使い方 – 呼吸を意識

ラベンダー、またはフランキンセンスを、運動前に、手のひらに1滴、瓶から1滴落としてもらい、手のひらにそのオイルを広げて、その手を自分の顔の前に持ってきて、ゆっくりとその香りを肺の中に入れていくように、深呼吸をします。何度か深呼吸を繰り返します。

本当に、ただこれだけなんですけど、すごくリラックスしてくるんですよ。

で、そのリラックスできた状態で、手のひらを、後頭部、うなじの部分、首の部分をちょっとさすって、そこに手を置いて、2秒、3秒…しばらくゆっくりと、呼吸を続けてみてください。

そうするだけで、自分の呼吸がゆっくりとしたペースになっていくのを感じていただけると思います。

このように、まず、運動前に、ゆっくり呼吸をする、呼吸を意識するということで、酸素をからだの中に取り入れて、血流が良くなり、そうするとからだも動かしやすくなっていく、ということになりますので、ぜひお試しいただきたいところです。

フランキンセンスを持っていない人は

フランキンセンスを持っていない、という方は、他にブラックスプルース、ホーウッドという精油もおススメです。この3つとも、すごくよく知られるアロマではないかもしれませんが、どれか持っておくと、体を緩める、という目的だけではなく、心の平穏、といったらいいのかな、日常のガチャガチャした空間から、ちょっと心を整えてモードを変えるよ、というところにつながっていく、そんな精油になります。

アクティブな運動をしたい場合 – ペパーミントの精油

そして、そのあと、例えばランニングなど、アクティブな運動をしたい、というときには、ラベンダーやフランキンセンスなどの精油を使った後に、ペパーミントを嗅いでいただくのをおススメします。

ペパーミントは、血行促進や血圧上昇作用があると、アロマの事典には書かれています。私がペパーミントを使うとき、肺が開くっていうイメージ、一気に呼吸がしやすくなる感じがします。

鼻づまりしやすい方は、このミントの香りを嗅ぐと鼻がすっきりした感じになるので、要は呼吸がしやすくなる、ということになりますね。

運動をするには呼吸がとても大切ですし、そこをサポートしてくれるということは、運動のパフォーマンスが上がる、ということになるんですね。

ペパーミントはちょっと刺激が強いオイルですので、瓶のふたを開けてそこから香りを嗅いでいただくだけでも十分だと思います。

もし、ガッツリ走って頑張りたい!というときは、ペパーミントの精油を1滴、手のひらに垂らしていただき、さっきと同じように手のひらに広げて、その香りを十分ゆっくり深呼吸して肺の中に入れる、そんなイメージで呼吸していただくと良いかと思います。

 

次回は、運動した後におススメのエッセンシャルオイルをご紹介したいと思います。

このブログでご紹介しているアロマの使い方は、ドテラ社またはプラナロム社のエッセンシャルオイル(精油・アロマ)を想定しています。ご自身で実践される場合は、自己責任にて行ってください。わからないことがありましたら、信頼できるアロマセラピスト、アロマインストラクターにご相談ください。

音声でききたい人はこちらから。